とうとう五十路になりました ~ いなきち | |||||
メーカの言葉を信じれば、先日のファームアップで大幅に AF 性能が上がったはずの X-T1。 しかし・・・ 最初、ファームアップのアナウンスを聞いた時のワタクシの印象はと言うと、灰色でした。 そんなうまくいくはず無い、と。 で、実際に使ってみた今の印象は・・・限りなく黒に近い灰色、です。 「使えるか使えないかどちらだ?」と問われれば、「使えない」と答えます。 羽ばたきながら吸水しているカラスアゲハ。 まだ綺麗な個体だったので、喜び勇んで撮りましたが、拡大するとチョウに全然ピンが来ていません。 それどころか、背景も含め、イマイチどこにピンが来ているか不明です。 拡大していない写真を見ると、チョウの右下にある貝殻がやや鮮明に写っているようなので、ひょっとしたらレンズの偏心もあるかもしれませんが・・・ 中央の鳩にピントを合わせたはずが、どこにもピンが来ていません。 鳩の少し後にピンがありそうな気がしますが、はっきりしていませんね。 このレンズの実力を考えると、合焦部はかなり鮮鋭に写るはず・・・ ピント、どこに行ったのかしら? しかもこのカット、同一条件で4枚撮って、内2枚がこの現象でした。 近くの被写体なら、合焦率も上がるはずと期待していましたが・・・何これ? 確かに鳩の頭にフォーカスポイントを合わせたはずなんですが、なぜかフォーカスポイントの周囲に合焦部は皆無。 間違い無く合焦音が鳴ってからシャッタを押したのに、ねぇ。 ちなみに、AF-Sはフォーカス優先シャッタに設定してありますゾ。 う~ん。。。 確かに花びらはコントラストが低いけれど、これが合わないようじゃ、どうしようもないですな。 しかも、フォーカスポイントから全然離れたところにピンが来るなんて、詐欺じゃないかしら? せめて合焦音が鳴らなければ、MF に切り替えるなり諦めるなり(笑)するんですけどねぇ。 ヘタの部分にフォーカスポイントを合わせて撮った結果、見事にピンが抜けました。 驚くことに、ピンは果実と背景の境目にあるようで、どう考えてもヘタの方がコントラストが高いのに、いったいどうしてこのような結果になるのか不思議で仕方がありません。 少し前に上げた、AF-C で BMX を追った記事では、なかなかの好印象でしたが、ワタクシの好きな街角の花や昆虫を撮るには、やっぱり「使えない」という感想になりました。 もちろん、ちゃんとピンが来ることもありますが、1カット撮るのに念のため何回もシャッタを押すなんて、撮影に対するストレスが生じる原因になり、結果的に撮影が楽しくなくなるのです。 シャッタ音も、この手のカメラにしてはガッチャンガッチャンとうるさいし、ねぇ。 せっかく素晴らしい発色と、良い写りのレンズが揃っているのに、どうにも隙が目立つカメラだなぁ。 FUJIFILM さん、こんな状況では、もう一度ファームアップしてくれないと、またぞろ浮気虫がうずきますゾ(笑) ところで、雑誌などでは、ワタクシのような感想が聞かれないのは大人の事情でしょうかね、フッ。 ***************************************************************** 旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/ *****************************************************************
by inakichi88
| 2015-07-22 15:05
| カメラやレンズ
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