とうとう五十路になりました ~ いなきち | |||||
だいたいにおいてですね、そこいら近所をブラブラしたって、フォトジェニックな被写体なんて、早々出会うもんじゃありませんって。 そりゃあね、特別な感性でもあれば別かも知れませんけど、少なくともワタクシは、そんなものに恵まれてはおらんのです。 それでもですね、たまには単焦点1本だけを持って、出かけたくなることもあるんです。 普段と違って、ちょっとだけオシャレな靴下なんか履いたりして。 ズボンに隠れて人様からは見えないんですけどね。 まぁ、出かけてだいたい30分くらい経つと、撮りたくてウズウズしてるんですけど撮るものが無い、ってな話しになりまして、今まで何枚撮ったかと確認すると、これがたったの3枚。 こりゃあかん。 ワタクシには才能も感性も無いのだ、なんて、突然ガッカリしたりしてね。 再認識した、って自覚が無いのが、悲しいっつ~か、痛いっつ~か。 それでもせっかく出かけて来たのだから、もうちょっと撮らないと帰れないわけです。 せめて50カットくらいは、ね。 で、色々と小細工を始める、と。 例えば、キザっぽくちょっと斜に構えてみるとか。 斜めに加えて、地面に置いてみるとか。 で、これまた唐突に気が付くのです。 こ~ゆ~写真こそ、感性が必要なんじゃないの~? こうなるともう、なりふり構っていられなくなって、心惹かれるとか、形が綺麗とか、陰影が渋いとか、そんなことは全然関係無く、手当たり次第にシャッタを押し始めるんですね。 ある種の開き直り、自棄のやんぱち、お寿司はカンパチ。 ぼ~っとしている見ず知らずの爺さんの隙を見て、パチリ。 近くで見ると小汚い空き瓶回収箱を、パチリ。 考えなしに撮った樹木の写真が、思いの外、空色と樹木の色の対比が良い感じだったので・・・ すわ、木と空を撮るべし、と喜び勇んで樹木ばっかり狙い出したり。 とまぁ、スナップを気取る時は、こんな感じで一日が終わるのです。 少なくともワタクシめは。 嗚呼、写真の神よ。 感性が、燃えたぎる感性が、比類無き感性が、絶対的な感性が欲しいのです。 何処に行けば身につくのでしょうか。 教えてくれ給えぇ~ あ、カメラ屋には売ってなかったです。 ***************************************************************** 旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/ *****************************************************************
by inakichi88
| 2015-02-26 22:35
| 葵区散歩
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