とうとう五十路になりました ~ いなきち

美術館で考えたこと

今日は、久しぶりに県立美術館に行ってきました。
お目当ては、「アニマルワールド-美術の中のどうぶつたち」展。
ほとんど下調べせず、タイトルだけで見ようと決めました。


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【静岡県立美術館】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mm F1.2 R + ND8 / F2.8 AE / ISO800 / JPEG


現代絵画があるかと思っていたのですが、さにあらず。
展示物の大半は、屏風と掛け軸でした。

もちろん、いにしえ人の素晴らしい作品ばかりで、大いに堪能しました。
特に、渡辺省亭画伯の「十二ヶ月花鳥図」が気に入りました。
四季豊かな日本の自然を、見事な観察眼と卓越したタッチで描かれていたことに、素人ながら感銘を受けました。


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【静岡県立美術館】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mm F1.2 R + ND8 / F5.6 AE(+0.3) / ISO2500 / JPEG


ところが、中にはどうしても納得できない作品がありました。
例えば、武者が乗った馬が走っているところを描いた掛け軸の解説には、「素晴らしい躍動感が表現されている」とありましたが、ワタクシは全然躍動感を感じませんでした。
また、アゲハチョウが飛んでいる掛け軸には、「チョウの立体感・存在感が素晴らしい」とあったものの、やはりそのようには見えませんでした。

この絵は、誰もが名前を知っている超有名な絵師が書かれたので、ワタクシの鑑賞眼がおかしいのは間違いありません。
絵画にはそれほど造詣が深くないからだろうと思うのですが、それにしても、何故このような感想を持ったのか・・・


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【静岡県立美術館】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mm F1.2 R + ND8 / F2 AE / ISO200 / JPEG


二つの掛け軸をじっと見ていたワタクシは、ふとあることに気が付いたのでした。

被写体の精細感がないゾ。
被写体の後に背景が何も描かれていないぞ、と。

それに続けて思ったことは、
「ワタクシって、絵画を写真のように見ていないかしら?」

・・・
そもそも、「被写体」なんて言葉を使うこと自体、写真鑑賞的な目で見ている証拠ですね(笑)


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【静岡県立美術館】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mm F1.2 R + ND8 / F5.6 AE(+0.3) / ISO640 / JPEG


要するに、被写体の解像度(笑)ばかりに注目し、絵が持つ雰囲気を感じることができない・・・
立体感をボケた背景とシャープな被写体で表現することに慣れてしまい、写実的な雰囲気(3D的表現)を絵画に求めている・・・
そんな気がします。


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【静岡県立美術館】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mm F1.2 R + ND8 / F3.6 AE(+0.3) / ISO400 / JPEG


う~む・・・これではイカンのではないでしょうか。
昔はもっと純粋に絵画を楽しんでいた気がしますもの。

写真を趣味なんかにしたのがいけなかったのか。
それとも、カメラやテレビなどの媒体に慣れすぎたせいなのか。
はたまた、ジジイになるに従って即物的になってしまったのか・・・

何となく、自分にガッカリした展示会行でした、まる。


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【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mm F1.2 R + ND8 / F2.8 AE / ISO320 / JPEG


ま、ガッカリは横へ置いておいて、X-T1とこのレンズの組み合わせは久しぶりでしたが、相変わらず良い感じです。
何と言っても、解像感が素晴らしい!!

あ、即物的!(爆)


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旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/
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by inakichi88 | 2014-08-02 21:34 | 駿河区散歩
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