とうとう五十路になりました ~ いなきち

TG-3 の魅力 ~ フルサイズと比較して

TG-3とフルサイズで撮った写真の比較をしてみます。

そんなの無意味だろ~、って?
いえいえ。
これでTG-3の魅力を再確認できるのですよ~。

まずはフルサイズで撮った写真から。

e0308416_218752.jpg
 【八坂北】 NIKON D4 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / F5(F8)・1/160 / ISO400 / NIKON SB-910 / RAW

夕方に、葉の裏にぶら下がって休んでいるツマグロヒョウモンを見つけました。
このような時は、かなり近寄っても逃げません。寝ているんじゃないかと思います。

とりあえず遠目から、絞らずに撮ってみました。
予想通りの被写界深度の浅さです。
これはこれで良いのかも知れませんが、もう少し羽を詳細に写したいと思い、アングルを変え絞り込んで撮ってみました。


e0308416_2114676.jpg
 【八坂北】 NIKON D4 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / F12(F22)・1/125 / ISO400 / NIKON SB-910 / RAW

ほぼ最短距離での撮影です。
口吻を見せつつ、なるべくチョウの体と平行にカメラを構えましたが、それでも羽の大部分はアウトフォーカスです。
まだ絞り足りないのですね。


e0308416_21193690.jpg
 【八坂北】 NIKON D4 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / F17(F29)・1/160 / ISO1600 / NIKON SB-910 / RAW

更に絞って、少し後に下がって撮りました。
これでもまだ、羽の全体がシャープに写せません。
・・・いったいいくつまで絞れば良いのか(笑)


そこでTG-3の出番です。


e0308416_2123713.jpg
 【八坂北】 OLYMPUS TG-3 / F4.9・1/320 / ISO800 / JPEG(顕微鏡コントロールモード)

e0308416_2123766.jpg
 【八坂北】 OLYMPUS TG-3 / F4.9・1/100 / ISO250 / JPEG(顕微鏡コントロールモード)

斜め前から撮ると、さすがに全面にピントは当たっていません。
でも、F4.9なんですよ!(驚)
顕微鏡(マクロ)モードでは、絞り値を選択できないので、カメラ任せにするしかありません。
深度合成を試せれば良かったのですが、足場が悪くて無理だと判断しました。

一方、ほぼ真横から撮ったショットでは、チョウの全身にピントが当たっていて、気持ちの良い描写になりました。

このように、TG-3でしか撮れない写真もあるのです。
もちろん、設定や工夫次第で、フルサイズでも全面にピントが当たった写真が撮れますが、TG-3は「比較的気軽に」と言うのがミソですね。

ところで画質はどうか、と言うと、これはフルサイズとは比べものにはなりません。
上の写真、そのままのサイズで鑑賞する分には、意外とTG-3もイケるじゃん!、と思われるかも知れませんが、拡大するとドン引きします(笑)

購入を考えている方のため、ご参考に両者の等倍画像を上げておきます。

e0308416_21364167.jpg
 NIKON D4

e0308416_21364590.jpg
OLYMPUS TG-3

個人的には、「TG-3はひどいじゃん!」と思わずに、「この写りを通常サイズでよくぞ見られる画像にしたものだ」と、褒めてあげるのが正解かと思います。


もう一つ作例を。

e0308416_21395244.jpg
 【八坂神社】 NIKON D4 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / F14(F22)・1/160 / ISO800 / NIKON SB-910 / RAW

この写真を撮った場所は足場が悪く、このアングルからしか撮れませんでした。
目にピントを当てましたが、F22(実質はF14)だと背中にピントが来ていません。
コガネムシのような大型の昆虫だと、フルサイズでこのアングルから体全面にピントを当てるのは、どんなに絞ってもほぼ無理です。

この子(アオドウコガネ)はずっと動かなかったので、TG-3の深度合成を試してみました。

e0308416_2149256.jpg
 【八坂北】 OLYMPUS TG-3 / F5.6・1/200 / ISO800 / JPEG(深度合成モード)

う~ん、ちょっとピント位置が後ろ過ぎたようで、背中の一部がアウトフォーカスになってしまいましたね。
ピント位置をもう少し手前に持ってきたら、全身くまなくピントが当たっていたでしょう。
その代わり、と言うのもなんですが、こんなに大きく写せるのは驚きです。


いかがでしょうか、TG-3の顕微鏡モード。

もちろんフルサイズでも、遠くから撮ってトリミングすれば、より良い画質で撮ることが出来るでしょう。
D800などの高画素機だと、思い切ったトリミングが可能なので尚更です。

でもねぇ、撮影時に液晶にバ~ンと大きく被写体が写し出されると、もの凄く感動するのですよ。
ホント、興奮して血圧が倍に跳ね上がります(笑)
この充実感は、トリミング前提の撮影では、決して味わうことができません。

そう、TG-3の本当の素晴らしい所は、ただ単に大きく写せるからではなく、今までのカメラでは無理だった撮影時の興奮を味わうことができる所にあるのです。

この興奮、特に小さなお子さんに、ぜひ味わって欲しいなぁと思います。


*****************************************************************
旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/
*****************************************************************
[PR]

by inakichi88 | 2014-06-29 22:00 | 昆虫たち
<< なかなか涼しげには撮れないなぁ 忘れていた訳では無いけれど・・・ >>