とうとう五十路になりました ~ いなきち

ボケに感じる生活の匂い ~ Carl Zeiss Touit 1.8/32

X-T1用の新しいレンズが届きました。
フォトンさんのご明察通り、ZEISSのミラーレス用新ブランドに属するレンズです。

焦点距離は35ミリ換算で48mm。
いわゆる標準レンズです。

先日、たたき売りしている中古を見つけて、逝くしかないと(笑)
より安くて評判も良いフジ純正35mmと悩みましたが、プロの方の色々な作品を見て、ワタクシにはこちらが似合っていると感じての決断です。

さっそく今日一日、これ1本で街中の花を撮ってきました。


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 【大手】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F3.6 AE(+0.3) / ISO400 / JPEG(PROVIA)

ワタクシが純正では無くこのレンズを選んだ最大の理由は、そのボケ味が気に入ったからです。
はっきり得た結論では無いけれど、どうもフジ純正の35mmは、ボケ味が滑らかすぎるのです。
感覚的なことなので言葉にするのは難しいのですが、ボケた背景に輪郭がなく、ややもすると「芯」を感じないボケ味に違和感を覚える、と言った感じでしょうか。
「締まりの無いボケ」と言ってしまっては言い過ぎでしょうか・・・

対してこのレンズのボケはちょうど良い塩梅で、上の写真のような構図で花が咲いている場所の生活感を表したいワタクシにとって、心地良いボケ味と言えます。


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 【高橋4丁目】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F2 AE / ISO400 / JPEG(VELVIA)

このレンズの評価が低いのは、恐らくこの写真のようなボケ味が影響していると思います。
癖があると言えばそうかもしれませんが、ワタクシはそこに生活の匂いを感じるのです。

街中の花は、決して楽園に咲いている訳ではありません。
人の生活のすぐ隣で、我々の営みを横目で見ながら咲いているのです。
花と人間生活との微妙な距離感をボケで表すとしたら、とろけるようなボケは要りません。
人間生活がしっかりと垣間見える、実体としてのボケが必要なのです。

・・・と、ワタクシは思うのであります。

うむ、久しぶりに真面目だゾ、と(笑)


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 【秋吉町】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F2.2 AE / ISO200 / RAW

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 【高橋4丁目】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F2.8 AE / ISO400 / JPEG(VELVIA)

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 【八坂東】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F3.6 AE(-0.3) / ISO200 / RAW

一方、合焦部の鮮鋭度はかなりのものですが、解像度を競うレンズではなさそうです。
そのあたりが評判の良いフジノンレンズ-例えば、23mmとか56mmとか-と違って、今後充実させていくつもりのXFマウントの中で、一線を画す存在になってくれると思います。


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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F5.6 AE / ISO400 / RAW

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 【小芝町】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F2.8 AE(+0.3) / ISO400 / JPEG(PROVIA)

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 【高橋5丁目】 FUJIFILM X-T1 / TOUIT 1.8/32 / F7.1 AE(+0.7) / ISO200 / 内蔵フラッシュ / JPEG(VELVIA)

まだ今日一日だけですが、大いに気に入りました。
絞りによって変わるボケ味を表現に使う楽しさを、強く感じることができました。


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旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/
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by inakichi88 | 2014-05-10 20:48 | 路傍の花
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