とうとう五十路になりました ~ いなきち

X-T1のマクロレンズ

X-T1でマクロ撮影をMFレンズで行うのは、今までの試行でかなり大変だと言うことが分かりました。

主な原因は二つあります。
通常撮影では大変見やすいEVFも、マクロとなると通常表示ではピントの山が分かりづらいことが一つ。
そして、EVFを拡大表示にすると、ピントの山はやや分かりやすくなるものの、シャッター半押しで通常表示に戻る際のタイムラグで、ピントがずれてしまうことがもう一つの原因です。

一つ目の問題は、単純に考えると、AFレンズを使えば解決できそうです。
ただし、マクロ域でのAF性能が十分に保証されていれば、の話しです。
でも、今までの経験から考えると、まずそんなことはあり得ないと思うのです。
仮にAFが当てになったとしても、二つ目の問題があるので、1ミリ以下の合焦精度が求められるマクロ撮影には、X-T1は向かないのじゃないか・・・と言うのが、前回までの結論でした。

ここで一つお断りをしておきますが、ワタクシが申し上げているのは、ピントにシビアなマクロ撮影でのことです。
マクロ撮影に比べ、圧倒的に被写界深度が深い通常の撮影では、EVFは非常に見やすく、MFでのピントもかなりの確率で当たります。
シャッター半押しで拡大表示から通常表示への戻る際のタイムラグも、ほとんど問題になりません。


話しを戻しまして、それではX-T1でのマクロ撮影を諦めるかというと、それはちょっと悲しいものがあります。
こんなに綺麗な色が出るのに、花マクロで使えないなんて、あまりにももったいないですもの。
それに、画像がとてもシャープなので、昆虫撮影にも使ってみたいし・・・

とりあえず、XFマウント用のマクロレンズを買ってみようと思い、純正とZEISSのどちらにしようか迷っていたのです。
純正はハーフマクロなのが残念ですが、ZEISSに比べて少し明るく、値段が圧倒的に安い。写りも十分良いようです。
対してZEISSはべらぼうに高いけれど、等倍まで寄れるし、あの青いロゴが付いているし(笑)

悩みは尽きませんでしたが、春真っ盛りのこの時期、とにかく早くマクロレンズが欲しい。。。
で、決めました。
マクロレンズは買いません(キッパリ)

じゃあ、どうするか。
その答えが、実は昨日ご紹介したレンズなのです。


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 【飯田町】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R / F1.4 AE / ISO200 / JPEG(VELVIA)

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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R / F2.8 AE(+0.7) / ISO200 / RAW

XF 56mmF1.2 Rは、とにかく寄れません。
寄ってもせいぜい、上の写真くらいまでしか大きく写せません。
最短撮影距離は70cm。倍率は約0.1倍です。
2枚目のように大きな花なら十分ですが、是非とももう少し倍率が欲しいところです。

こういった場合の常套手段は、次の三つでしょう。
 ・テレコン
 ・エクステンションチューブ
 ・クローズアップレンズ

この内、X-T1用のテレコンは、今現在、社外品を含めて出ていません。
OM-Dシリーズもテレコンがないので、ミラーレス用のテレコンは設計が難しいんでしょうかねぇ。

次の手段であるエクステは、純正品はないものの、社外品をAmazonで見つけることができました。
早々ポチったのですが、何と!中国から直送されるとのことで、届くのはもう少し先になりそうです。
中国製とは知っていましたが、まさか直送とは・・・ちゃんと検品しているのかなぁ(汗)

となると、今のところ手段はクローズアップレンズしかありません。

実はワタクシ、以前にクローズアップレンズをたくさん集めて、性能を比べたことがあるのです。
その中で、ダントツの性能だったのが、CANONの500D/250Dという製品でした。
昔のことで詳細は忘れましたが(爆)、CANON製-特に500Dは、画質の劣化がほとんど分からなかった記憶があります。
RAYNOXもそこそこ良かったけれど、ワタクシの見立てではCANON製には及びませんでしたね。
ネットなどでも全く評判を聞かないのが不思議なほどの高性能なのですよ。

ただし、装着がネジ込み式で面倒くさいため、あまり出番はありません。
手軽な散歩の時は、より装着が簡単なRAYNOXのDCR-250を持って行くことが多いです。

CANON製の500Dと250Dの違いは、主に倍率です。
250Dの方が倍率がより高くなりますが、フィルタ径が52mmと58mmの2タイプしか用意されていません。
対して500Dは、52mm/58mm/72mm/77mmのものがあります。
ワタクシが持っているのは72mmなので、このレンズのフィルタ径62mmに合わせたステップアップリングを取り寄せました。


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 【飯田町】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F2 AE / ISO200 / JPEG(VELVIA)

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 【飯田町】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F2.5 AE(-1.0) / ISO400 / JPEG(VELVIA)

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 【下野東】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F1.4 AE(-0.3) / ISO400 / JPEG(VELVIA)

クローズアップレンズを付けることによって、ここまで大きく写すことができます。
これなら、立派にマクロレンズの代替が務まります

いや、それどころか、マクロレンズにはない利点もあるのです。
それは、クローズアップレンズを装着しても、露出倍数が全く掛からないと言うことがあります。
ワタクシのように100%手持ちで撮る場合、これは大変有り難いことです。

このことが、クローズアップレンズを使ったマクロ撮影を考えた「第一の理由」なんです。
実は最初から、マクロ撮影にはクローズアップレンズを使おうと思っていたのですよ~。


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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F2.2 AE / ISO200 / RAW

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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F11 AE(-0.7) / ISO1000 / JPEG

どうでしょうか、この写り。
花の質感が良く出ていて、大変素晴らしいと思います。
すぐ上の写真など、絞り込んで撮ったため、感度はISO1000まで上がりました。
それでいてこの描写!
う~ん、素晴らしいですね。
高感度時の写りは、ノイズリダクションなどの画像処理も含めて、D7100を軽く上回っていると思います。

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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F2 AE(-0.3) / ISO400 / RAW

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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F2.8 AE / ISO200 / RAW

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 【高橋1丁目】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F1.8 AE(-1.0) / ISO200 / RAW

そうそう。
肝心なAFですが、これがまぁ見事に当たります。
上の3枚は、AFでシベにドンピシャ当たっています。
いずれも開放近くで撮ったのですが、予想を超えるヒット率でした。
もちろん、外すこともそれなりにありましたが、これなら合格点以上を上げてもよろしいかと。

それから、MFも試したのですが、絞り開放付近でも拡大せずに結構な確率(50%程度)で、シベにピントを捉えることができました
これは意外な結果でしたが、恐らくワタクシが今まで試したMFレンズは、出てきた画像ではあまり違いが分からなかったものの、レンズ自体のシャープさが足りないために、ピントの山が見えずらかったのでしょうね。
これは嬉しい誤算でした。

あ、ちなみに被写界深度ですが、マクロレンズとは比較にならないほど深いです。
ピントが合ったのは、そのせいも多分にあったと思います。

これがクローズアップレンズを使った「第二の理由」です。
マクロレンズを使っても、AFにしろMFにしろ、このようなピント精度が得られるかどうかは・・・やはり疑問です。
とりあえず、クローズアップレンズ作戦は大成功!ですね。


さて、それでは昆虫相手ではどうでしょうか。

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 【下野東】 FUJIFILM X-T1 / XF 56mmF1.2 R + CANON 500D / F5 AE(-0.3) / ISO800 / RAW

そう、こんなものです。
これじゃあマクロとは呼べませんね~。

実は対策は既に織り込み済みでして、今日試したところ、まずまずの結果を残せました。
明日のブログで、詳しくご報告したいと思います。


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by inakichi88 | 2014-04-19 22:28 | 路傍の花 | Comments(7)
Commented by kame3z at 2014-04-19 23:46
なんか、かなりマクロで苦労されているようで。。。
私なら、とっくに諦めていますよ(笑)
クローズアップレンズは、私も何度が試しましたが、
(倍率は上がるものの)描写に深みがなくなり、薄っぺらになってしまうので、
早々に諦めてしまいました。
Canonのクローズアップレンズは良さそうな感じですね !

ミラーレスのテレコンは、なかなか出ないですね !!
OLYMPUSで、特許が出ているようで、
ひょっとしたら、サンヨンと一緒に出るかもしれません。
私もいつまでも松レンズにしがみついている訳にはいかないので、
来年あたり、フォーサーズは一部のレンズを残してマイクロに移行するかもしれません。
ズームを処分することになるかなぁ〜
Commented at 2014-04-20 08:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by bariv_vb at 2014-04-20 15:45
やっぱりX-T1 もマクロ機へと?
スナップ機で良いような…
あっ
最近倍率について理解しました。
「瀬戸さん」のYouTube動画で(笑)
Commented by slowhanded at 2014-04-20 19:11
X-マウント似合うアダプターってないんでしたっけ?
マウントアダプター経由で150mmマクロでもありかななどと
軽く考えたりする。。。ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
Commented by inakichi88 at 2014-04-20 20:07
フォトンさん、
ええ、かなり苦労の連続です(笑)
とは言え、この色は捨てがたく、頑張って使いこなそうかと思っています。
CANONの500Dは、かなりお勧めできますよ!
値段も1万しなかったと思います。
フィルタへのネジ込みさえ面倒くさく無ければ、もっと使っていると思います。

オリのサンヨンは来年でしたっけ?
1.4倍で良いから、ぜひテレコンも出して欲しいですね!
Commented by inakichi88 at 2014-04-20 20:11
カモさん、
ワタクシの場合、秋までは花と昆虫ばかり撮っていますので、スナップをする余裕はそれほどないのですね~。

瀬戸さんという方は存じませんでしたが、教えて頂いてざっくり見ました。
なかなか滑舌がよろしい方で、日本人にしては珍しいですね。
内容も面白そうだし、後でじっくり見てみます。

Commented by inakichi88 at 2014-04-20 20:13
slowさん、
アダプタは既に3本(ニコン、M42、アダプトール2)持っていますが、オールドレンズだとピントの山が掴めません。
150マクロはまだ試していませんが、多分純正の方がEVFとのマッチングが良さそうな感じです。
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