とうとう五十路になりました ~ いなきち

ホトケノザの現像

昨夜、ローパスフィルタクリーニングに出していたD4が戻ってきました。
本当は先週の金曜日に着くはずでしたが、例の大雪のせいで到着が遅れていたのです。
本日は仕事で超多忙ではありますが、そんなことは言っていられません(笑)
愛用のシグマ150マクロを付けて、朝からさっそく近所に出かけて来ました。


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 【下野東】 NIKON D4 / SIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG OS HSM / F32・1/60 / NIKON R1C1 / ISO400 / RAW ※トリミング

あれ~、何かおかしいゾ・・・
手ブレ補正が効いていないみたいです。
仕方が無いのでそのまましばらく撮影を続けていると、シャッター半押しで、ファインダ像がガクンと上に動くようになりました。

あちゃ~、例の症状です。

このレンズでこの現象を目の当たりにするのは、実は既に3回目。
ソニーマウントで1回、ニコンマウントでは、購入後8ヶ月で2回目です。
こう何回も痛い目に遭うと、もう唖然とするしかないですよ、ホント。

ん?待てよ。。。
先日、手ブレ補正の特許絡みでニコンがシグマに勝訴し、かなりの損害賠償額の判決が出たとか。
まさかとは思うけれど、ローパス清掃のついでに、ニコンが何かやってませんかねぇ。
シグマへの嫌がらせに、シグマ製レンズを装着した場合は電圧をいたずらする、などと言うファームをこっそり入れるとか(笑)
そんなことしたら、間違い無く器物損壊に当たるでしょうから、それは無いでしょうけど。。。

いや、やっぱり疑っちゃいますねぇ。


他にレンズは持って行かなかったので、仕方なく家に戻り、純正105マクロに取り替えました。
気を取り直して、前回同様、課題であるホトケノザの撮り方を研究してみましょう。

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 【下野東】 NIKON D4 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + KENKO DG EXTENSION TUBE(12mm+20mm) / F25・1/160 / NIKON SB-910 + SB-R200 / ISO400 / RAW

小さなホトケノザを撮るには、等倍では少し足りません。
倍率アップのため、今日はテレコンの代わりにエクステを付けて見ました。
エクステはマスターレンズの焦点距離が短いほど倍率が高くなるため、望遠マクロではテレコンほどの効果は望めませんが、ま、何となく気分で(笑)

今日も先日に引き続き、逆光気味の光を演出したかったので、小型のリモートフラッシュSB-R200を背後から当ててみました。
花の輪郭にハイライトが入り、綺麗な写りにはなりましたが、前面からの光が平坦に当たっているので、あまり立体感を感じません。


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 【下野東】 NIKON D4 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + KENKO DG EXTENSION TUBE(12mm+20mm) / F25・1/160 / NIKON SB-910 + SB-R200 / ISO400 / RAW

これはいかがでしょうか?
光の当たり方は、実は上の写真とそれほど変わっていません。
でも、花自体が立体感を感じる位置から撮ったことと、背景の右側が暗くなったことで、立体感を感じる写真になったと思います。


ところで、ホトケノザの写真をRAW現像するとき、どうしても気になることがあります。
花の上部に比較的太いヒゲが立っているのですが、現像次第でこの部分のピンク色が濃く出てしまい、不自然な描写になってしまうことです。

次の写真は、ちょっと極端にコントラストを付けたものです。


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 【下野東】 NIKON D4 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + KENKO DG EXTENSION TUBE(12mm+20mm) / F25・1/160 / NIKON SB-910 + SB-R200 / ISO400 / RAW

どうでしょうか?
違和感を覚える色描写だと思いませんか?

実は、ホトケノザを肉眼で見ると、彩度や色相は別にして、ほぼこのように上部前面がピンク色なのです。
ですから、これはある意味、全体の印象としては正しい描写です。
でも、とても不自然に思える・・・

その理由は、ワタクシが考えるに二つあります。

まず一つ目は、「階調が良すぎる」と言うことです。
花の台座とヒゲ部分は、人間の目には同じ色に見えます。
と言うか、モノが小さすぎて判別できないのです。
ところが、最近のカメラは階調が広く、台座の部分は白っぽく、ヒゲの部分はピンクっぽく写る(実際はそうだと思います)ので、後処理でコントラストを上げることにより、明度の差がより明確になり、違和感を覚えると思うのです。

もう一つは、「被写界深度を確保できない」ことです。
どう言うことかと言うと、等倍域では上部の丸い部分全てを被写界深度に納めることは、どんなに絞っても恐らく不可能です。
ヒゲの半分程度は被写界深度から外れて、ボケてしまいます。
そうすると、ボケによりピンク色が滲み、背景の部分にまで拡散してしまいます。
これにより、違和感を覚えるのだと思います。

と言うことで、この部分の違和感を無くすために、毎回かなり面倒くさい現像をしているのです。
その方法は、いずれご紹介したいと思っていますが、比較的簡単に違和感を無くす方法があるのでご披露しましょう。

それは・・・JPEG画像を後処理することです。

RAW現像が世間に広まって、猫も杓子もRAWで撮るようになっていますが、じゃあJPEGはダメかというと、そんなことは全然ありません。

ワタクシは印刷物のデザインを仕事としておりますが、扱う写真の90%がJPEGです。
プロが撮ったTIFFを使うこともありますが、希なことです。
さすがにグラビア雑誌や写真集のような、高度な画質や色再現性が求められる場合は別ですが、JPEGでも一般商用印刷用の品質は十分保てます。


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 【下野東】 NIKON D4 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED / F16・1/200 / NIKON SB-910 / ISO800 / JPEG

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 【下野東】 NIKON D4 / AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED / F16・1/200 / NIKON SB-910 / ISO800 / JPEG ※後処理有り

上がJPEG撮って出し、下が補正ありの画像です。
後処理をかけても、それほど花上部の描写は気にならないと思います。
JPEGを補正元にすると、RAWに比べて階調が良い塩梅に失われているため、補正してもそれほど違和感を覚えないからです。
ニコンのJPEGは色分離が優れた描写で、下手なRAW現像を掛けるより、よっぽど良質な画像が得られます。

ちなみにワタクシの場合、NEUTRALをカスタマイズ(輪郭強調+2、コントラスト+1)してあります。
これは、後処理の元画像としてNEUTRALが望ましいと言うことと以外に、この設定だと、カメラのモニタとLightRoom上で見るRAW画像(デフォルト値)が、ほぼ同じようなトーンになると言う大きな理由があります。

それから、JPEGの画質はBASICにしています。
何度もFINEと見比べましたが、ワタクシには全く違いが分かりませ~ん。



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旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/
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by inakichi88 | 2014-02-18 18:02 | 路傍の花
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