とうとう五十路になりました ~ いなきち | |||||
新しい楽しみを見つけてしまいました。 それは、「スクエアフォーマットによるマクロ撮影」です。 きっかけは、大好きなレンズの一つであるCarl Zeiss Distagon T* 2.8/25 (ZS)のE-M5での使い途について考えていた時です。 このレンズをE-M5に付けると、被写体に17cmまで寄れる焦点距離50mm相当のマクロレンズになります。 ところが、この50mmという焦点距離が、マクロレンズとして中途半端だとずっと感じていたのです。 ワタクシは背景を入れて撮る「広角マクロ」も好きな分野の一つなのですが、50mmだと中途半端な範囲しか写らず、「広角」とは言えません。 また、最短撮影距離まで近づいたとしても、ある程度は背景が入ってしまうので、「クローズアップ」と言う感じでもないのです。 で、ふと思いついたのが、余計な背景を入れないために、横をカットしてしまえばどうか・・・すなわち、スクエアフォーマットで撮ると言うことです。 早速試してみました。 丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 (ZS) / F4 AE(+0.3) / ISO200 / RAW 撮影時にスクエアフォーマットで撮ることは初めての経験です。 とりあえず、画面一杯に被写体を入れて撮ってみました。 縦横に余白がなく、圧迫されるイメージがあるため、迫力を感じますね。 花マクロとしては、これ以上単純な撮り方はなく、素材の造形、色をストレートに伝える撮り方だと思います。 悪くないですね。 次に、被写体を端の方に寄せてみました。 主題と副題という関係が、四角の中に凝縮されています。 3:2フォーマットより、背景にある程度意味を持たせないといけないように感じます。 画面上の対角線で主題と背景を分けると、とてもバランスが取れた構図になるようです。 これが分かったのが、今日一番の収穫でしょうね。 RAYNOXのマクロアダプタも試してみました。 RAYNOX 250はマスターレンズとの相性がとても大事で、相性が悪いと元がいくら素晴らしいレンズでも、画質的に満足できない場合があります。 この点、Distagon 2.8/25との相性はバッチリで、今までも何かと重宝していました。 ただし、このレンズでRAYNOX 250を使う場合、用途は撮影倍率を上げるためではありません。ボケ味を柔らかくするために使うのです。 ワタクシの感覚では、アダプタ装着により約1段強、強いボケが得られるので、背景が近くにある場合、二線ボケを避けることが出来ます。 これは大変便利です。 ワタクシお得意の構図も試してみました。 横に狭いためか、目線がさまよいませんね。 とても居心地が良く思います。 今日一日、スクエアフォーマットでたくさんのカットを撮ってみましたが、非常にワタクシと相性が良いと感じました。 何より画面が狭いので、構図をきちんと考えてから撮っている自分に驚きました(笑) 「写真は引き算」とよく耳にしますが、意味は知っていても実戦はなかなか難しいですよね。 そこで、スクエアフォーマットにより強制的に「引き算」をせざるを得なくする、ということもありかと(笑) 今日は、久しぶりに撮影しながらワクワクした一日でした。 しばらくスクエアフォーマットを追求してみようと思います。 ***************************************************************** 旧ブログ「私、ボケたくございません。」はこちら → http://minarai39.blog112.fc2.com/ *****************************************************************
by inakichi88
| 2013-05-05 20:36
| 路傍の花
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