とうとう五十路になりました ~ いなきち

マクロツインフラッシュ

先日購入した、オリンパスのマクロツインフラッシュ(STF-22)を試してきました。
なかなか面白かったですよ~。

花マクロでフラッシュを使うシチュエーションは、主に四つあります。

一つ目は、とにかく絞って撮影したい場合。
ワタクシの場合、これが花マクロでフラッシュを使う一番大きな理由です。

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【高橋3丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / OLYMPUS MZD ED 60mm F2.8 MACRO / OLYMPUS STF-22 / F8・1/60 / ISO200 / JPEG

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【高橋3丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / OLYMPUS MZD ED 60mm F2.8 MACRO / OLYMPUS STF-22 / F22・1/60 / ISO800 / JPEG

ここは日陰でかなり暗い場所でしたが、小さなホトケノザを60mmマクロで撮るには、絞れるだけ絞りたいところです。
最短撮影距離付近(35mm換算で撮影倍率が2倍)で撮ったので露出倍数がかかり、シャッタースピードが稼げません。フラッシュ無しでは、ISO感度をかなり上げない限り、恐らく手持ちでの撮影は不可能でしょう。
とりあえずF8でフラッシュを焚きましたが、もう少し被写界深度を深くしたいと思い、最小絞りであるF22を試しました。
最小絞りの画質云々は別にして、手持ちで撮れるのはフラッシュのお陰ですね。
ちなみに、F22でISOを800にしたのは、ツインフラッシュの発光部を最も内側にセットしたため、背景にフラッシュ光が届かず、背景が暗すぎたためです。

ツインフラッシュの特徴として、左右から光を当てるため無影撮影ができることが上げられますが、この写真の場合は背景が抜けているので、通常のクリップオンフラッシュを使っても、同じような結果になったと思います。



花マクロでフラッシュを使う二つ目の理由は、被写体ブレを防ぐため。
手ブレは防ぐ方法がいくつかありますが、被写体ブレだけはどうしようもありません。

E-M5の場合、最高のシャッター速度は1/4000。これだけあれば、花の微細な揺れなら止まるでしょう。
花マクロで高速シャッターを切る場合は、露出倍数のことも考えると、開放F値付近で撮らざるを得ません。
ところが、高速シャッターで被写体ブレを止めることが出来ても、被写体ブレによってピントがずれてしまいます。
そこで、被写体ブレを防ぐために絞って撮ることが求められますが、そうなるとシャッター速度が追いつきません。
ISO感度を上げれば良い場合もあるでしょうが、そんなことよりフラッシュを使った方が簡単です。

フラッシュ光は閃光なので、その発光時間はかなり短く、発光量を抑えれば発光時間を数万分の一秒にすることも可能です。
マニュアル露出で露出を抑えた上でフラッシュを発光させれば、どんなに風が吹いていても被写体をピタリと止めることが出来ます。
そうやって撮ったのが次の写真です。

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【高橋3丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / OLYMPUS MZD ED 60mm F2.8 MACRO / OLYMPUS STF-22 / F9・1/200 / ISO200 / RAW

元々日陰だったこともあり、背景が暗くなってしまいましたが、微風で揺れていたホトケノザをシャープに撮ることが出来ました。
微細発光のため、フラッシュ光のどぎつさもそれほど感じません。



三つ目の理由としては、暗い部分を明るくするための補助光としての利用です。
例えば、葉などで花に影が落ちている場合、その影を緩和させたい場合があります。

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【高橋1丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / OLYMPUS MZD ED 60mm F2.8 MACRO / OLYMPUS STF-22 / F10・1/160 / ISO200 / RAW

この写真の場合、右上方面から強い太陽光が当たっていて、花の上部にある葉により強い影が出来ていました。
影を取り切ってしまっては面白くないので、左下から弱めにフラッシュを当てることにより、影になっていたシベの色が綺麗に出たと思います。
花の場合、暗く撮って後から明るめに補正しようとしても、花の色はなかなか綺麗に出ません。
ワタクシの場合、フラッシュを使わない場合でも、なるべく明るめに撮ることを心がけています。



さて、最後の四つ目は、光量が足りない場所で、ISO感度を稼ぎたい場合。
最近のカメラは押し並べて高感度に強いようなので、必ずしもフラッシュを使用する理由にはなりませんが、まぁ、高感度より通常感度の方が、写りが良いのは確かでしょうから、フラッシュを焚く場合もあるでしょう。

ところが、こういった場合にフラッシュを焚くと、必ず影が出てしまいます。
ディフューザを使ったとしても、大なり小なり影は出ます。
そこで、ツインフラッシュの出番です。
無影撮影が簡単にできるのが、ツインフラッシュの魅力で有り、今回導入した大きな理由でもあります。

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【高橋3丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / OLYMPUS MZD ED 60mm F2.8 MACRO / OLYMPUS STF-22 / F4.5・1/160 / ISO640 / JPEG

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【高橋3丁目】 OLYMPUS OM-D E-M5 / OLYMPUS MZD ED 60mm F2.8 MACRO / OLYMPUS STF-22 / F4.5・1/125 / ISO200 / JPEG

上の写真はフラッシュなし、下の写真はツインフラッシュを45度左に回転させ、右上と左下から光を当てて撮りました。
パッと見、両者は同じような写りに見えますが、よく見るとフラッシュを当てた方は影が出てしまいました。
もう少し発光量や角度を調整すれば良かったと思います。
ちなみに、もしクリップオンフラッシュで撮ったとすると、もう少し強い影が出来たと思います。


その他、フラッシュの効用としては、
 ・ホワイトバランスがかなり正確に取れるので、花本来の色が出せる。
 ・絞っても回折現象が緩和される(と思う)。
などが上げられると思います。

今日一日使ってみて、リングフラッシュと違い、運用はかなり難しいと感じています。
しばらくは試行錯誤が必要だと感じました。



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by inakichi88 | 2013-02-23 22:46 | 路傍の花
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